先日フロントタイヤの交換と右側の片減りの相談を受けて入庫しました。
タイヤを今までピレリーをメインに履かれていたようですが、基本的に山しか走らないので減りが早くてもグリップ重視で履きたいとの事で、ミシュランのパワーワンを装着頂きました。
他のメーカーも色々履いてみたいそうです。
片減りに関しては疑問がありタイヤ交換前に試乗し、チェックした所フロントフォークの動きやコーナーリングに違和感があり、フォークのダンパーやプリロード・ステダンを確認すると、フォークのダンパーは最弱でプリロードは掛かり気味でステダンは効き気味。この状態では曲がりにくいようです。
以前オーリンズのリヤサスを交換してから、いまいちフロントに違和感がありしっくり来ないらしく、今回は距離も走っているので、フォークスプリング交換とオイル交換も行うことになりました。
オーバーホールし、標準の数値で組み上げ、ステダンを最弱に合わせ、ハンドリングに違和感が無いかを確認。違和感の無いハンドリングに戻りました。タイヤ交換を済ませ、少々乗りやすい方向へセッティング変更し完了！
最近お客様と対話していてもサスペンションなど高価パーツを取付したが良い結果を感じ取れないパターンも多いようです。きちんとしたバランスの良い組み付けとパーツの効能をオーナー様に御理解していただくのも一つの仕事と感じます。
足回りで悩まれたらきちんとしたノウハウを持つショップに御相談することをお勧めいたします。
また今回は同時に当店でもお勧めのＮＡＧの内圧コントロールバルブとブローオフバルブを取り付けていただきました。これで更に走ることが楽しくなっていただければと思います。
