バイク中毒な日々『MotoJunkieのブログ』

単車工房モトジャンキーの日々の作業状況や進行具合、イベント情報や活動報告を紹介しています

BMWの故障診断

 メンテナンスの話になります。ここ数年、当店ではサーキットユーザーもいらっしゃる為、S1000RR系を含めGSやRnineT等のお客様方のメンテナンスをする機会が増えてきています。
 たまに中古で何処かのショップさんで購入したり、仲間内から譲ってもらったりで、トラブルの際に故障診断が出来ないとかで、飛び込みの修理等ちょこちょこと整備させて頂く事があります。

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 話を聞くと、中古車で購入し、ディーラーさんに伺ってみたが、やや断り半分な対応であまり受けてもらえなさそうな感じで、最終的に行きにくいって話...

 

業界的な話ではありますが、やはりディーラーさんは新車購入からのお客様も沢山いらっしゃる為、なかなか他店購入の方、ましてや中古で購入されてお客様より、自店での購入者が優先になることは、ある意味仕方ない事でもある様な難しい部分ではあります。

 当店はメンテナンスやカスタムがメインでやっている為、他店購入者でもお困りのユーザーさんが居れば極力対応はさせて頂いています。

まあ店内が狭い為順番待ちにはなりますが、待てる方にはきっちり対応させて頂いてます。

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ちょっと宣伝ですが、こんな感じで繋いで故障診断出来ます。汎用機器にはなりますが、近年ODB2なる故障診断のシステムになり、故障コードの確認やエラーチェック、メンテナンスレコードの更新等対応も出来たりします。

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昨日も、この様な故障コードを読み取り、コード番号から内容をチェックして対応させてもらいました。

1回当たりの確認工賃はいただきますが、気になる方はごお気軽に相談ください。メンテナンスレコードの更新も対応OKです。

 

部品が揃うまだかなり時間を要しましたが、細かい部分のパーツフィッティングを済ませ、フレーム補強待ちのZ

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補強材擦り合わせて、余計なパーツ切って削って組付準備開始します。

パーツチョイス

 以前からカスタムパーツチョイスに悩むことがあります。それはクラッチマスターのサイズと車両との相性です。

「軽快な軽さ」や「繋がるタイミング」にレーバーの「握り心地」や「見た目の変化」を求めて交換する高価パーツの一つです。

大概の方は、ブレーキマスターを先に交換する方の方が多い為、クラッチを交換する際は見た目を考慮して同じタイプのマスターを使用する事がセオリーの様になっていますが、車種によっては全てのパフォーマンスを満足させる事ができな場合があります。

色々なメーカーさんがあり、その中には、サイズに関しては、ちょうど痒いところに手の届く様な絶妙なサイズがあったり、細かい調整が出来て、レバー比等色々使用変更出来たり、各メーカーの仕様の進化はありがたいのですが、毎度「油冷エンジン」のクラッチマスターは装着のブレーキマスターの種類で悩まされますね。

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今回は操作性重視と左右の見た目のパフォーマンスで、軽快さはノーマルよりって所で満足いただきました。細かいパーツでは同じ形状でタンクの高さを合わせてのチタンパイプのステーをワンオフして、取り付け形状が違っても違和感無い様に仕上げました。左右揃うって細かいことですがカッコいいですね(^^)

今回は同時作業でカウルステーの修正作業

熊本地震の名残りで、右側に転倒してステーが歪みそのままになっていた為均等になる様に確認して修正作業。

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車両を水平にセットし、レーザーでの確認作業。ステーのセンターの調整を済ませて、左右の距離を確認し、右左の幅と捩れを修正。

カウルは違和感なくきっちり装着完了。

薄い社外スクリーンの歪みは普段サイドスタンドで置いている状態の為、癖がついていて修正不可でしたが、走行中のカウルの歪みは気にならない様にしっかり直りました。

希少なバイクになってきているので大事に長く乗って欲しいですね!

 

こちらはゼファー750

リヤキャリパーの交換作業ついでにフロントのキャリパーサポートの色替え作業。

今回のこだわりポイントは、通常下側装着が多い社外キャリパーサポートですが、下側ではなく、ノーマルと同じ上側に幻のブラックタイプのブレンボ を装着が希望。

ホイールカラーの加工等施し、希望通りのパーツ取付完了致しました。

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ノーマルのスイングアームに違和感無く同系色のシルバーアルマイト仕上げのサポートを装着して際立つブレンボ キャリパー。
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フロントはフォークの黒に合わせシルバーだったサポートをブラックに変更し、キャリパーとフォークの一体感を出しました。ついでに取付ボルトもテーパー加工でプチ軽量化&見た目UP

次はチタンボルト化ですかね(笑)

ちょいしたパーツのチョイスの違いで装着満足度は結構な差になります。これからこだわりの有るオーナーさんに合わせた提案色々させていただきます♪

 

 

 

 

 

 

 

ライディングポジション その①

 この時期になると、冬場の乗らない間にヘビーメンテナンスやカスタムでの入庫が続き、狭い店内は渋滞で、なかなか入庫出来ない状況 誠にご迷惑お掛け致します。

 御理解の有るお客様方のお陰で、入庫出来ないでも待っててくれる寛大なお客様方に感謝です。

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足回りのメンテナンスや腐食箇所の塗装などで作業中のVmax…ホイールやスイングアームは化粧直しです。

(ちなみにクイックメンテナンスや車検にライトカスタムは預からないでお待ちで対応もしています。入庫タイミング擦り合わせして対応致します。)

 

近年、バイクに乗る方の年齢層も上がり持病がある方も多々いらっしゃいますが、用途に応じて楽に乗りたいと思う気持ちの方も増えています。

 多数あるパーツメーカーさんも、最近は快適に乗る為のパーツのラインナップも増えていて、様々な乗り手に合わせた操作性の上がる部品も色々あります。

 そんな中、ライディングポジションや足つきや乗車姿勢に悩む方もチラホラいらっしゃいます。

最近有った作業例では、バックステップのポジションにやや不満が出て膝の角度がキツくノーマルに戻したいとのご相談がありました。

車両はゼファー1100ですが、ノーマルステップはお持ちでなく、新品購入するにもメーカーも既に廃盤...
ヤフオクで中古を買ってなどと話していましたが、モトジャンキーとしての提案は、取付されている社外ステップを確認し、ノーマルに近いポジションに加工して移動する事を提案させていただきました。

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↓↑矢印の位置が本来のステップポジション
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通常のバックステップのポジションはノーマル比で40mmアップの40mmバックですが、上記の位置に変更する事でノーマルより15mm高い位置に変わり、見た目は社外のバックステップで、カスタム感を失わないで肝心なポジションはノーマルに近い楽々なポジションへ変更しました。

今回はチェンジロッドの長さ変更と左右の位置合わせのカラー作成にブレーキマスターのロッド延長のパーツ作成で割と簡単に変更出来ました。パーツをブラックアルマイトに施工して完成になります。

この様な作業は一例になりますが、ステップを移設出来ない場合はベースプレートの製作等で対応する事もあります。同じ様な事でお悩みの方はご相談の価値が有るかもしれませんね!

 

※入荷して間もないですが、次々試着販売させていただいてます「TECH AIR 5」

次々試着来店で御購入頂いています。

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試着に来た肉付きのいいたぬき君 XXLではなくXLで入りました(笑)

気になる方は遠慮なく試着相談で来店ください。

 

 

 

随分とサボりましたが更新します

 前回の更新が2020年3月でした。

一年近くブログを書くことに悩みました。

 世の中コロナ禍で自粛ムードもありまして、2020年も書くことが沢山有りましたが、公に楽しんでるムードは控えさせていただきました。

ただ、仕事ととして出さなければ伝わらない事も沢山あり、良く来店頂くお客様方にも「不要不急の来店は控えてください」と伝えている事もあり、伝えたいのに伝えられない事もいっぱい有るため更新に踏み切りました。

ここ数年災害やコロナ等続いていますが、密に成らずに気分転換やストレス発散で楽しむ方も多いのでそんな方々が読んで頂ければ良いので今後更新していきます。

 

早速ですが、安全に乗る為のアイテムの取扱開始しました。それは「TECH AIR」です。

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バイク専用のエアバッグで、まだ取扱店では載せて有りませんが、取扱開始しました。

近年オートバイの進化も急激に進化を遂げて、未知な世界からの思わぬ事故・公道での転倒で大怪我をされたり、最悪の場合…

あり程度の自制心とモラルの有る運転で有れば未然に防ぐ事も出来ますが、備えがあっても悪いことは無いかと思います。

昨年は私含めウチの他2人も転倒しました。

場所はサーキットなんで、転び方やタイミングも良くて幸い怪我は少なかったのですが、私自身は鎖骨の脱臼や肋骨骨折など(笑)

エアバッグでも着てればもっとマシだったかも、これが公道だったらちょっとシビれるなって思いました。

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こん感じで膨らんでくれます。

需要のありそうな各サイズあります。気になる方は御試着来店くださいね!詳細はこちら↓

http://www.okada-corp.com/products/wp-content/uploads/TECH-AIR-5_0629.pdf

ストレス発散でバイクには「乗りたい」「楽しみたい」でも「怪我は出来ない」なんてお考えの方オススメですよ!

 

久々の更新…宣伝でした。

 

明日は草レース開幕

 この時期は長期の手間の掛かる整備やレース開幕に向けての準備、また今は少なくはなりましたが、進学や転勤の移動で何かと車両販売も忙しくなる時期で忙しい日々を過ごしています。

早くも3月中旬でブログネタも沢山ですが、ネタを公表する元気も無くなる時期でもあります…

 

長らく待ち続けた待望で、とても楽しみにしていたお客様の車両やレース車両用のドライカーボンの外装も入荷したり😆

どうなるのかすっごく興味深々です。

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※写真は流用ですがドライカーボン軽いっす!

しかも格好いい!!!

 

 

そんな状況ですが、早くも明日は、毎度お世話になってますHSR九州さんで開催の「ドリームカップフェスティバル」開幕戦になります。

今回は少々関係者は参戦少なめではありますが盛り上げて行きたいと思います。

 

また、毎度参加者は少いながらもお昼休み時間を使っての「モトジャンキー体験走行会」も開幕です!少数の参加台数の為、本当の初心者でも走ってみたいと思う気軽な気持ちからスタート出来ます。金額もリーズナブルなので、興味のある方は遠慮なく11時迄にご来場ください。

40分間で3800円税込の保険料込みです!

 

ちなみに当店ではサーキット初心者の方でもサーキットライセンスの保有者が増えています。

今年に入ってからも数名取得されました。

走る為にはツナギ等の用品の準備はもちろんですが、車両の準備も必要です!

オイルドレンボルトやフィラーキャップにオイルフィルターのワイヤーロック、また写真の様にスプロケットガードやオイル受け皿になるアンダーカウルも必要になってきます。

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これは隼になります、オイル受けタイプのアンダーカウルを装着してスプロケガード装着。

他の方に迷惑を掛けない様に、それから身を守る為の備えになります。

準備に多少費用は掛かりますがスポーツを楽しむ為に必要不可欠な事なるので、走行会など走る方もたまーにだからいいやと思わず準備する事をお勧め致します。

では本日はここまででまた来週…

もう月末、来月は開幕

今年はうるう年で、1日長〜いはずなんです。しかし、働き方改革(笑)の流れに当店も乗って、祭日と合わせて連休などを取ってみたりして、逆に短い月になった気がします。

ダラダラと仕事を休まずやるより、リフレッシュして効率よく頑張った方が捗るかもと思いながらも中々進みませんね!

先日メーターを作成した刀の配線加工やオイルクーラーの移設加工を済ませ、やっと全バラフレーム塗装へ進めそうですが、0から手を掛けた車両ではない為、各所の組み方等を確認しながら分解中です。

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ポンプに対してちょっとオーバースペックで、見た目がスッキリしないダブルで装着されていたオイルクーラーは仕様変更で一つへ変更しました。これでスッキリですね!

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最近うちで作る車両や純正の車種含め全般的に黒フレームが多く、一般的になってきましたが、この車両も外装が黒だとフレームのシルバーはちょっと浮いて見える気がします。しかし外装を外して単体で見るシルバーのフレームは悪くはないですね!セパハンに鉄フレームと油冷エンジンの雰囲気がなんか良いですね!

しかし外装が全て黒なので、オーナーさまの御希望に合わせて各部部品と骨はお化粧直しで旅立ちます。やっぱり黒です。(笑)

その間にこのエンジンも部分的に分解して、もう一機のエンジンに移植組み立て作業になりますが、加工に出した部品が戻ってくるまで待機です。

 

話は変わり、こちらはオーダーして製作してもらいました「ナイトロン」の真っ黒黒のZ900RS用のリヤサスペンション。

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車体姿勢を確認して交換作業。

サスセッティング迄一気に進めたい所ですが、現在パーツ不足によりウインカーが作動しない為試乗は保留。他のパーツを組付しますが、判る方にはわかりますが、黒の部品に変更。

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細かーく変更されています

左側が変更後、右側STD(写真は比較用に抜粋)

チョコチョコと黒化されています。

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黒くてリヤサスもせっかくのフルアジャスタブルですが、性能には全く問題ありませんが、交換してる感ちょっと薄いです。

最終形態の完成した時が楽しみですね!

こちらも部分入荷まで待機になります。

 

 

ここからちょっと取扱商品の紹介です。

九州ではまだあまり知られていませんが、バイク乗りに特化した時計を取扱始めました。

Kentex社の「MOTO-R」シリーズです。

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バイクに乗るライダーの使い勝手に着目した商品でデザインもディスクローターやタンクキャップを思わせるデザインなどもあってオススメです。興味がある方は気軽にご来店お願いしまーす。詳細はこちらを見てください↓

https://www.kentex-jp.com/collection/moto-r/

常時私の好みで選んだタイプ在庫あります。

みたいと思った方は来店されて「MOTO-R」ありますか?と聞いてくださいね!

メーターパネル作成

引き続きレース・イベントシーズンはオフで重整備が増える時期です。

しかし今年は、冬らしくない寒さで、バイク乗りには嬉しい?2月なのに意外に気温が高く、サーキットでも練習出来る路温で、モトジャンキー関係者の方々も練習やライセンス取得など活動出来て、バイク乗りにはいい感じです。

違う目線で考えると、気候の変化がちょっと心配な気もします。

他の整備も盛り上がってますが、本題のメーターパネル作成はこんな感じで〜す。

以前からSTACKやその他のタコメーターを装着する際に、メーターのイメチェンで様々な仕様を作ってきてますが、今後は再生産・再作成が簡単な様にCADを使って、きちんと設計して加工・取付しようと久々に手書きではなくパソコンで書いちゃいました。

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その後、印刷して切り抜いて型紙で現物合わせで、位置確認し、材料に下書きしてカット。

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その後、カットしたアルミ材を曲げ加工を施し、フィッティング。

取り付け上の確認作業を済ませて、今度は表面カーボンプレートの図面作成とプレートの型紙のフィッティングで図面上の数値の誤差を修正を済ませてからのカーボンプレートを切り出しからの仮組み。

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レーシーでいい感じに形が完全しました。

次は配線作成です

簡単にワンオフ作成とはいっても結構手間の掛かる作業ですが、取り付けピッチが235mmのボルト穴が有ればベースプレートはポンと着いて量産は可能になります。

今回は切り出しは自分でやりましたが、注文があるならレーザーカットで量産可能です。

そのうち販売するかもって感じですね!

まだ完成ではありませんがんが今日はここまでで終了。

今更ですが、今週は働き方改革(嘘です)で祭日と水曜日は連休おやすみです。