バイク中毒な日々『MotoJunkieのブログ』

単車工房モトジャンキーの日々の作業状況や進行具合、イベント情報や活動報告を紹介しています

足回り取付手直し

天気のいい日が続いてますね!週末はHSR九州にて「ドリームカップ」の初戦と「モトジャンキー体験走行会」が開催されます。気候も良い感じになり、走行会は問い合わせが多数続いています。走行会詳細はこちらをご覧ください。↓
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本題のメンテナンスはサスの取付の仕様変更です。
他店にて取付作業をされたいるGS1200SSになりますが、今回は、後々の草レース参戦前提に気になるポイントの手直しやレーシングスタンド用のフックを取付ける為のカラー溶接作業。
予定ではそれで終わるつもりでしたが、いざ分解作業開始でスイングアームを外そうとしたのですが、問題が発覚しました。

上写真の右下になりますが、ピボットシャフトが錆びて中身のカラーと固着していてシャフトが抜けない…一時間位悪戦苦闘の末やっと外れました。
発売から何年経ったのか、綺麗な外観ですが、分解メンテナンスして無かったんでしょうね。
ここまでは火曜日の話なんで、即部品注文してカラーやベアリング類は交換しました。
上の左下の写真は、逆ハの字で斜めに取付してあったサスが垂直に着くように、その上でタイヤとのクリアランス確保の為、サス受けを外側へ7mm移設しました。同時にスタンドフックカラーの溶接。(ちなみにGS1200SSはオーリンズでは設定が無く、XJR等を流用するらしく、そのまま装着すると色々弊害が出るそうです)
チェーンも張り気味でピボット部もこんな感じだったので、これでリヤ周りの動きはかなり変わってきますね〜 それにしても元々スイングアーム本体はいろんなとこが異形な形していますね(^◇^;)


タイヤとのクリアランス確保の為に入れてあった沢山のワッシャーとずれて空いた隙間を埋めるカラー類は、オーリンズ付属のカラーと合体させた一体式のカラーで作成。写真右下
ネジ山のかかりの浅かったボルトも長さを変更して取付て、がっちりで斜めになっていたサスも真っ直ぐになりました。これでせっかくのピロボールの動きも生きてきますね!

上左下の写真はサスを外側へ移動した為、サス受けの部分が窪んでいます。
上右下の写真のマフラーステーとサスの間は元々の状態より厚めに作っていますが、厚めに作ったのは次の写真に理由があります。

写真左下の二枚はマフラーバンド取付部分に余分にカラーが付いていますが、脱着の際に面倒でボルトも長くなるので、上側のカラーの厚さを増すことで、下の余分なカラーは外してもサイレンサーとの隙間は確保することが出来ています。

ヨシムラ製のスタンドフックも取付て、タイヤとサスのクリアランス確保も出来たので、これで安心してタイヤウォーマーが使用できますね!
残る作業はASウオタニのフルパワーキット取付と逆チェンジ仕様へのモディファイですが、もう少し時間が掛かりそうです。お楽しみにお待ちください。

※オーナー様へ
エンジンの冷えている時のマフラーあたりからのビビリ音は今のところまだ謎です?マフラーのビビリ音より冷えた状態のエンジンのタペット音の方が気になりますが、一度一緒に確認出来ればと思います。