バイク中毒な日々『MotoJunkieのブログ』

単車工房モトジャンキーの日々の作業状況や進行具合、イベント情報や活動報告を紹介しています

メンテナンス近況報告

気づいたら盆休みもあっという間に終わり、休みボケする余裕もない位自転車のパンク修理やスーパーカブのメンテナンスに追われながら通常業務のカスタムやメンテナンスを進めていますが、梅雨の再来の様に雨が続き試乗出来ずに先に進めない日々を送っています。
そんな中でも納車を楽しみにされて、雨の間のほんの晴れた時を見計らい引き取りに御来店頂きました個人売買仲介車両のゼファー1100RSです。

絶版になり、人気や価格の衰えないゼファー!オリジナルのタイガーカラー等は結構いい値段で、しかも程度良好な車両も年式が10年も経てばさまざまで安心して販売出来る車両は難しいところです。

しかし今回は長々と待って頂いただけあって良好な車両に巡り会えた様です!
しかし社外品の経年劣化でフェンダーレスのナンバー取り付け部は割れてエーモンステー仕様になっていました(汗)

納車前にはきちんとスリムなリフレクターを装着してリニューアルしました!いかがでしょう?
念願のゼファー1100RS!末長く大切にお乗り下さい。ツーリング参加お待ちしています!


低速の薄さや回転落ちが悪く、キャブのリセッティングでお預かりしてるCB1000SFです。

入庫前から少々警戒してはいたんですが、状況は思っていた以上に深刻でした。

画像で見て判るのか?スロットルバルブのローラー部分に段付きの摩耗とチョイ開け部分に凹みがあります。ここまで行くと申し訳ないのですがお手上げになってしまいます(汗)修理内容は要検討になります。


刀の1100のエンジンを個人でオーバーホールされているお客様からのご相談でケース・シリンダー等をお預かり致しました。

黒いケースとシリンダーはドラッグマシンに使用されていたエンジンで80φのピストンが入るようなスリーブのサイズになっている為、ケースもボーリング加工してあります。このケースを再使用する為に、まずは錆びついて固着したスタットボルトの取り外しと割れたケースの再生になります。

※左がノーマルのケース 右が加工済みケース

当店ではあまり見ることのない鋳物のシリンダーはSTAR☆RACING製です。

ノーマルシリンダーとは違い空冷なのに各気筒の間には風の抜け穴等全くありません。排気量も1300cc強・・・街乗りしても大丈夫なんでしょうか?
ピストンリングやピストンピンの消耗もありますが、流用できるパーツを探さねばなりません。問題山積みです(汗)


合間合間をでバルブの重量合わせと研磨終了したZ1のヘッド

こつこつと進行中です。