先日お客様より、久々にエンジンかけたら今まで聞いたことの無い音がすると相談を受けました。
エンジンが温まるとしないらしくどの辺りからしてるのかも判らない状態でした。
取りあえずエンジンが冷えるまで待ちますって事で、お待ちの間に故障探求の為会話のキャッチボールをやり取りしていたら、走行距離も3万キロ弱走りエンジンコンディションも気になられる様でしたのでコンプレッション・バルブリーク測定を行う事に！
測定の結果、ダイノジェット装着のキャブセッティングが少々濃い状態もあり、カーボンの溜まり具合もあってコンプレッションは１番〜４番まですべて標準より高め、バルブの密閉度の漏れ具合は１番〜3番までは満点100%に対し98%４番のみ60%程でバルブクリアランス等の調整及びカーボンの除去の必要がある事が判明！このまま預かる事になりました。
それから数日後部品も入荷し調整・カム山のかじり修正を済ませ再びリーク測定！４番も95%で良好な状態になりました。カーボン除去は今回はワコーズ製のガソリン添加材でフューエルワンという優れ物の商品で対処していただく事になりました。
さて本題に戻りますが、試乗を済ませ一晩置いた次の朝始動性確認の為エンジンスタート！
そしたらエンジンから異音が発生！これかってタイミングで出てきた音はオルタネーター付近よりしている様子で分解したらボルトの緩みでハブ本体がガタついてました。ネジロックを塗り規定トルクで締め付け無事完了
異音も無くなりました！
まさかここが緩むとはって珍事でした。でもさすがはカワサキマジック大事に至らない形状で良かったです(>д<)
