バイク中毒な日々『MotoJunkieのブログ』

単車工房モトジャンキーの日々の作業状況や進行具合、イベント情報や活動報告を紹介しています

キャブセッティングや加工作業

 日中は暖かく、桜も咲く季節になり、草レースや選手権なども各サーキットにてボチボチ始まり、バイク乗りには良い時期になってきましたね♪

 当店では春や秋にキャブセッティングをオススメする事が多く、先日もZのFCRセッティングを行いました。

 先ずは現状確認の為、試乗を行いキャブフィーリングの確認を済ませ、その後にエンジンのコンディションチェックと火花の強さの確認を行い、キャブの中のセッティングパーツの構成と燃料タンクの異物等の確認を済ませてのセッティングになります。STDエンジンで、オイル滲みやコンプレッションの低下はありますが、バルブのリークやオイル消費も無さそうなので、セッティングを進めていきます。

入庫時点ではプラグは真っ黒ですがアイドリングは空燃費もかなり薄め ニードルやメインジェットが濃いめでクリップ位置とスローを薄くして無理矢理帳尻を合わせている感じでした。

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セッティングに関しての細かな内容は省略いたしますが、空燃費計の装着や実走行しながら進めて、最終的に高回転までしっかり使えて、アイドリング時の安定感が出るまで煮詰めて、プラグもキレイに焼ける状態に仕上がりました。

あとはオーナーさんがFCRキャブの取扱に慣れていただければ気持ち良いフィーリングで乗る事が出来ると思います!

今後色々と細かい手直しメンテナンスをやりながら長く楽しんで欲しいですね。この度は御入庫ありがとうございました。

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Zネタが続きますが、エンジン降ろしている間に脱着式のサイドスタンド加工行いました。


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純正の溶接してあるスタンドベースをフレームに傷つけない様に慎重に取り外しフレームに垂直にボスをはめ込み溶接し、流用したスタンドベースを取付けて完了。

これでサーキット走行時にスタンドを取り外し、擦るリスクを無くします。まあカットタイプのジェネレーターカバーが取付してある前提の話にはなりますが、やるとかなり安心です。

HSR九州で走行される際、高速コーナーで擦って肝を冷やす可能性はかなり減ります(笑)

(エンジン装着のままでも出来なくはない加工作業になりますが、降りている時の方が溶接やスタンドベースの取り外しが楽ですね)

エンジン完成迄しばらくお待ち下さい。